米Skypeは現地時間1月6日に、モバイルビデオ技術とサービスを持つ米Qik社を買収することを発表した。買収条件は明らかにされていないが取引は1月末で完了するという。
Qik社は2006年に設立され、カリフォルニア州レッドウッドシティとロシアを拠点として、合わせて約60名ほどのスタッフがいる。モバイル端末やデスクトップPCにおける映像の取り込みから共有、配信までシームレスで行える技術とサービスを持ち合わせており、Android、iPhone、Symbian、Blackberry、Windowsプラット―フォームベースの200種類以上のモバイル端末で動作するサービスを保有している。
Skype社とQik社の融合により、携帯電話におけるSkypeの能力が音声チャットからビデオへと拡大できる期待がもたれる。Skype社は声明文で「SkypeとQikはともに、豊かでより統合されたエクスペリエンスの提供に尽力するつもりである。世界中の人々がさまざまなプラットフォームにわたってリアルタイムビデオを共有し、その瞬間を保存して後にいつでも視聴できるようにする」「またこの買収によってSkypeは、ワイヤレスネットワーク上のビデオ伝送を最適化する、Qik社のSmart Streaming技術を活用できるようになる」と述べている。