アンリツ株式会社は、携帯端末向けのモバイルマルチメディア放送規格である「ISDB-Tmm」に対応した測定機能を開発、2011年1月12日より販売を開始した。ISDB-Tmmに対応する測定機能を実装した販売製品が登場するのは業界初めて。

販売開始された製品は、シグナルアナライザMS269xAシリーズ/MS2830A用ISDB-Tmm解析ソフトウェアMX269037Aと、デジタル放送信号アナライザMS8901A用 ISDB-Tmm BER(Bit Error Rate)機能拡張MS8901A-051/151。MS269xAシリーズ/MS2830AにMX269037A解析ソフトウェアをインストールすることにより、ISDB-Tmm放送設備の変調解析を含めた送信特性が評価できるようになる。

また、ISDB-TのBER測定構成のMS8901A(MS8901A+MU890100A+MX890110A)にMS8901A-051/151拡張機能をインストールすることにより、ISDB-Tmm放送設備のBER測定ができる。ISDB-Tmmは2012年のサービス開始が予定されており、ISDB-Tmm送信機、中継器を評価できる測定器のニーズは増えているという。