米Comcast社は、タイムワーナーの番組コンテンツをインターネット経由で配信できる権利を取得したことを発表した。消費者側のテレビ視聴習慣の変化を追いかけるコンテンツ配給業者にとって、テレビ番組をインターネット配信することがいかに重要かを証明するものだとしている。
両社は、この契約は「TV Everywhere (テレビがどこでも観れる)」のビジョンを一歩前進させたと語っている。TV Everywhereは、テレビ番組を観ている加入者であれば、テレビ番組をお茶の間だけでなく、PCやスマートフォンといったあらゆるプラットフォームでも視聴できる環境を主張しつづけてきたが、確立したサービスがなかなか登場しなかった。今回発表された内容は、二社が締結した新契約の一部だという。詳細は声明で明らかにされていないが複数年契約とされている。
新しい締結はComcast社が既存で行っているタイムワーナーチャンネルのサービス内容も変更される。例えば、オンデマンドサービスでは、ターナーのテレビ番組や映画をWebでのストリーミング配信、TVセット、ターナー側のWebサイトやタブレットやスマートフォンへの配信も展開できることになる。Comecast社は今回のタイムワーナー社の前にHBO社ともコンテンツストリーミング配信について提携している。