去る2月16日、パナソニックデジタルソフトラボにおいてマルチフォーマットスイッチャーAV-HS450の3DオプションAV-HS04M7Dの機能説明とマルチフォーマットカメラAK-HC3500/HC1800やAG-3DA1による撮影システムの紹介が行われた。AV-HS450はコントロールパネルと本体の2ピース構成になっているが、本体には2基のオプションスロットが装備されており、ここにAV-HS04M7Dを装着することで、3D対応のスイッチャーとして使用することが可能となる。 
3DオプションAV-HS04M7Dが搭載されたマルチフォーマットスイッチャーAV-HS450。メニューの切り替えで2D/3Dに対応可能でワイプやディゾルブも2D/3Dともに行えるようになっている。3Dモードでは最大9台までのカメラを接続可能。
3Dモードでは、映像確認用にL、R、MIX・視差調整モード出力が可能となるほか、カラコレ、台形補正、水平垂直補正、ローテーション補正・反転、コンバージェンスポイントの調節など、LR2台を使って撮影するリグ式カメラの調節が容易に行えるようになっている。 
リグ式カメラ調節機能は、画像の反転、位置調節、台形およびローテーションが可能。チャートなどを撮影することで、2台のカメラの微調節はスイッチャー側で行える |
3Dオプションを装着することで、LR独立、サイドバイサイド、ラインバイラインの出力を選択できる |
3D映像確認用の出力は単純なLRミックスのほかLにマゼンタ、Rにグリーンを混合した出力、輝度の差分表示が行える。裸眼でも被写体の前後の位置関係や奥行き感が直感的に把握できる。 |
マルチビューにおける3Dステータス表示にも対応している |
3Dにおける視差安全基準である3%のところに白ラインが、左右の映像分布がマゼンタやグリーンのバーグラフで表示される |
AV-HS04M7D装着時の出力マトリックス |
AK-HC3500はオプションで1080/24p、30p対応にすることが可能になる。価格は30万円ほど |
AK-HC1800リグシステム |
また、LR2ch同時の切り替え、カットとディゾルブ、ワイプなどの効果を初め、フォアグランド・バックグラウンドの合成に対応した高機能クロマキー(Primatte)も搭載している。