Yahoo! JAPANを運営するヤフー株式会社(Yahoo! JAPAN)は2月23日に、米国を中心に高機能なオンライン映像のコンテンツ管理システム(CMS)サービスを提供する米Ooyala,Inc.(以下、Ooyala社)と業務提携したことを発表した。この提携により、Yahoo! Japanは、クラウドコンピューティングを利用した、同社の日本最大規模のインフラとOoyala社のオンライン映像CMSを組み合わせた最先端の映像配信プラットフォームを、2011年5月中旬より販売する。
本プラットフォームを導入したクライアント企業は、高度な視聴者動向分析により収益を最大化させた映像ビジネスを、安全、簡単に低コストで展開できるという。この映像配信プラットフォームには、映像入稿からトランスコーディング(データの変換)、映像再生プレーヤー作成、映像配信制御、そして視聴者動向分析などが含まれ、なお且つYahoo! Japanの広告配信システムや、約2,000万IDが登録している「Yahoo!ウォレット」との連携を行い、映像配信事業のマネタイズ手段を提供していく。今後同社は、テレビ局、映画会社、映像事業者、音楽レーベル、オンラインメディア、コマースサイト、教育機関、映像をマーケティングに活用しているメーカー・団体などにアプローチしていく意向。
米Ooyalaは米シリコンバレーに拠点を置き、高画質映像コンテンツの配信やマネタイズを実現する統合プラットフォームを提供している。2007年、元Googleのスタッフ2名が立ち上げた開発企業である。