グローバルで投資活動を行っている英カーライル・グループ (カーライル)は現地時間3月22日、ビジュアル・エフェクトソフトウェア開発会社のThe Foundry社を買収したことを発表した。
Falcon Investment Advisorsがカーライルの買収手続きを支援し、The Foundryの筆頭株主Advant Venture Partnersや他の株主企業から買い取る。買収手続きが完了する日程は公開されていない。筆頭株主がカーライルとなった今後も、The Foundryの創立メンバーや役員が保持する同社株は維持され、会社経営も任されるという。
The Foundryは1996年に設立、英ロンドンを拠点とし、映画制作スタジオやポストプロダクションにて採用されているビジュアル・エフェクトソフトウェアやプラグイン・ツールを開発、販売している。インハウスツールで昨年リリースした3Dテクスチャーペインティングツール「MARI」(上記写真)、AMPAS Sci-Techアワードを受賞した合成ツール 「Nuke」や、イメージ処理ツール 「Furnace」など、「アバター」、「ブラックスワン」、「トロン:レガシー」、「アリス・イン・ワンダーランド」、「ハリーポッター」、「ダークナイト」や「アイアンマン」など、数多くのハリウッド映画やCM制作で採用されている。