株式会社ディストームは、同社が取り扱う米NewTek社の業務用ライブストリーミング・システム「TriCaster」のオプション製品2製品「Virtual Set Editorソフトウェア」および「TriCaster TCXD850 CS」の国内出荷を4月5日より開始した。いずれもオープン価格で、「Virtual Set Editorソフトウェア」の市場想定価格は税別18万円前後、「TriCaster TCXD850 CS」の市場想定価格は税別78万円前後。
「Virtual Set Editorソフトウェア」(上画像)は、テンプレートを利用する独自のバーチャルセット制作ツール。12のバーチャルセット用テンプレートと、3つのPSDフォーマットのバーチャルセット用サンプルデータが含まれており、これらを利用することで背景の変更やスタジオセットの色の調整、被写体の位置の変更、ロゴの追加、バーチャルモニターの配置、ズームの設定など、自由にカスタマイズしていくことができるほか、PSDデータを用意することで、テンプレートを使わずにセットを作成することも可能。TriCaster TCXD850およびTCXD300に対応する。
「TriCaster TCXD850 CS」(左画像)は、TriCaster TCXD850用24チャンネルハードウェアコントローラ。放送品質レベルのライブ中継を行うユーザーが業務効率の良いオペレーションを行うためのソリューションとしてリリースされた。「TriCaster TCXD850 CS」をTriCasterのコントローラーとして利用することで、複数のライブカメラ入力や内部ディスクレコーダ、PC画面、バーチャルセットなど、24チャンネルの映像素材をリアルタイムでスイッチングすることが可能となる。さらにテロップやクロマキー合成、DDRの再生などの映像効果や、レコーディングやストリーミングの開始と停止設定なども一つの卓上コントローラーで簡単に操作できるようになるとしている。