AJA Video Systems社は、米ラスベガスで開催されたNAB2011にて、同社の小型テープレスメディアレコーダー「Ki Pro Mini」が近々発売されるRED Digital Cinema社製カメラ「RED EPIC」のProResソリューションにおいて、初の推奨製品になったことを発表した。
Ki Pro Miniは、収録メディアにコンパクトフラッシュを採用し、Apple ProRes 422、Apple ProRes 422 HQ/LT/Proxyを含む、4タイプのProRes収録をサポートする小型テープレスメディアレコーダ。HD/SD-SDI入出力、HDMI、2チャンネルのバランスドアナログオーディオ入力(XLR x2、ライン/マイクレベル選択可能)、LTCタイムコード入力端子などをコンパクトな筐体に装備している。RED EPICの背面にAJA Mini Mounting Plateと標準的なVマウントアダプターを使用して取り付けが可能。
RED Digital Cinema社のTed Schilowitz氏は、次のコメントを発表している。
「Ki Pro Miniは、私たちが本気でテストし、RED EPICとの動作において推奨を与えた初のProResレコーダーです。先週、ヘリコプターのPictorvisionノーズマウントに搭載したEPIC が5K REDOCDE RAWで収録しているのと同時に、放送品質の1080pオフラインビデオレコーダーとして使用したところ、見事に動作しました。AJAの製品がハイレベルな精度で組み上げられた工業製品であり、明らかなパフォーマンスと評判に裏打ちされる高品質なプロフェッショナルギアであり、Ki Pro Miniもその例外でないことは最初からわかっていましたけどね。Ki Pro Miniは、本当にシビアなプレッシャーがかかるハイエンドな映画撮影環境でもしっかりと動作しました。このテストで本当にKi Pro Miniを気に入ってしまいました。」
「EPICが1080p以上の解像度で収録している間、同時に1080p収録が行われているということは、様々なワークフローのシナリオを実現する上でとても重要なことです。Ki Pro Miniは、これらのシナリオを実現するのに最適。小さくて軽いですし、なにより、放送品質としても認められている最高のProRes品質で収録できるんですから。」