米国の大手ケーブル事業者であるCablevision Systems Corporation(ケーブルビジョン) は4月より、Hulu、iTunesムービーとTVそしてYouTubeを無償で観賞できるサービスを開始している。これらを観賞できるだけでなく、デジタル写真や音楽、ドキュメントといったPC上で使えるコンテンツもTV上で楽しめるという。同社の新サービス「Optimum Online」では、ケーブルビジョン加入者で、Optimum OnlineとiO TVサービスに加入しているユーザーに「Optimum Link」を月4.95米ドルで提供している。
Optimum Linkでは、専用ソフトウェアを加入者の所持しているPCにインストールすると、オーディオ/ビデオをケーブルビジョンのネットワークを介して、セットボックスへビデオストリームをユニキャストする仕組み。これらストリーミングはチャンネル641へ配信される。対応プラットフォームはケーブルビジョンのモデムと接続されたPCでWindows 7、Windows Vista またはWindows XPのOSのみ。
専用ソフトウェアは香港にあるSplit Media Lab社製だという。Webページ、ビデオ、写真、音楽、ドキュメントなどPCで使えるコンテンツをTVで観ることができるが、Blu-ray Discコンテンツは著作権が関係するため観賞できないという。ケーブルビジョンでは、今後Macバージョンのサービスも予定している。