株式会社ディストームは2011年5月25日より、統合型3Dアプリケーションである米Newtek社開発「LightWave 3D」の最新バージョン「LightWave 10 正式日本語版」の発売を開始する。
LightWave 10は、4年ぶりのメジャーアップグレードとなる。NewTek社LightWave開発チームにより、次世代DCC環境を考慮して開発された「COREテクノロジー」を搭載した、従来のモデラーおよびレイアウトが統合される最初のバージョンであるという。
NewTekでは当初、この「COREテクノロジー」をベースに、アーキテクチャからインターフェースまで全て変えた次世代のLightWave 3Dの開発を予定していた。しかしベータテスターを含め、大多数のクリエータからの「現行のワークフローを崩すことなく新たなテクノロジーの導入してほしい」というフィードバックを尊重し、今回LightWave 10としてリリースすることに決定したという。
LightWave 10には「COREテクノロジー」により、アニメーション設定中であっても最終レンダリングに近い品質の画像を画面上で確認しながらの作業を実現する「ビューポート・プレビュー・レンダリング機能(VPR)」、他の3Dアプリケーションとのワークフローを重視した「ファイル互換システム(Interchange)」、現在の映画製作環境において必要不可欠である「ステレオ・スコピック機能(Stereoscopic Tools)」など様々な機能面強化に加え、新しいSDKにより更なる機能面の拡張が行えるようになった。
LightWave 10 日本語および通常版のメーカー希望小売価格は税別128,000円。日本語版は学生・教員版(税別48,000円)とスクール版(税別48,000円)そして既存ユーザーのためのアップグレード版も用意されている。