米サムスン・エレクトロニクス・アメリカ社(米サムスン)は現地時間5月25日、2010年・11年製サムスン3D液晶・スマートテレビおよび3Dプラズマ・スマートテレビで3Dビデオをストリーミング観賞できるアプリ「Explore 3D」をリリース、それを使ったオンデマンドサービスを今夏にも開始することを発表した。サムスンの3Dテレビには、「SmartHub」というインターフェースがある。
そのインターフェースにあるExplore 3Dを使い、映画トレーラー、音楽ビデオや、動画配信チャンネル「Wealth TV」が扱う教育番組を含むテレビシリーズ番組を無償で3D観賞できる。既に昨年から提携しているドリームワークス制作の作品を始めハリウッド映画に関しては有料サービスとして、6月中に開始するという。
Explore 3Dは米Rovi(ロヴィ)社が開発したアプリで、クラウドベースのメタデータと独自RoxioNowプラットフォームが含まれる。ロヴィ社は、今回のサムスンの新顧客サービスにおいて、テレビガイド、広告サービスプラットフォームおよびDivXコーデック技術のライセンス契約が行われた。3Dストリーミング配信においては、両目用ビデオストリーミングデータの解像度がそれぞれフルHD(1080p)になる3D Activeテクノロジーが起用されている。
サムスン社が今年初めに発表した2010年内に販売した3Dテレビ数は2百万台で、これは3Dテレビ市場の販売数の約6割を占めるという。