米グラスバレーは今週シンガポールで開催されている「Broadcast Asia2011」で、EDIUS編集システム用の新しいオプション「SimulCapture」を発表した。EDIUSの最新バージョン6から対応できる。
このオプションでは、1台のEDIUSクライアントで映像をインジェストしている間でも、共有ストレージからその映像データを他のEDIUSクライアントで編集できるというもの。取り込まれる映像データは、同社のK2 SANもしくはEDIUSワークグループ(NAS)ストレージに保存される。
このオプションは報道番組を扱うライブプロダクションのように、ライブフィードを取り込みながらすぐに素材を編集しなければならない環境に向いているという。インジェストされた映像データはMXFでラッピングされるかAVIフォーマットでストレージに保存される。
グラスバレーはこのオプションを来月7月より米2000ドルで発売する予定。また同社は催事に合わせてEDIUS 6の最新アップグレード版(6.03)を発表した。こちらのリリースも7月を予定している(無償アップグレード)。