首都大学東京システムデザイン研究科のIDEA Lab(インタラクティブ研究室)が開発した、ソレノイドユニットを利用した触覚デバイス「PocoPoco(ポコポコ)」が、SIGGRAPH2011の Emerging Technologiesにて展示される。

PocoPocoは、上下運動をする円柱状の可動ユニットを利用した箱型の動的触覚呈示デバイス。触角のみで情報の入出力ができ、マトリクス状に並んだボタンがまさしくポコポコと浮遊して視覚、聴覚、触覚を同時に楽しめる。

動きと同時に入力デバイスになり、リズムシークエンサアプリケーション PocoSequencerと組み合わせて、音・光・飛び出しを味わいながら音楽演奏ができる。MIDIを介してコンピュータと複数台のPocoPocoを接続すればリズムを同期させた合奏ができる。IDEA Labは、インターカレッジ・コンピュータ音楽コンサートなど、このテクニックを使った音楽演奏会も何度か披露している。(http://youtu.be/eTY2hTXT1IQ

また、ゲームやコミュニケーション用途として、健常者と視聴覚障害者が一緒に遊ぶことが出来るゲーム「PocOthello(ポコセロ)」の提案も行っている。