3Dジオメトリデータ用オープンフレームワーク「Alembic(ランビキ)」のバージョン1.0についての発表が現地時間8月9日に予定されている。AlembicはC++形式で、クライアントプラグイン、およびアプリケーションを含んでいる三次元形状データを保存/共有するためのフレームワークで、2010年よりソニーピクチャーズイメージワークスとインダストリアルライト&マジック(ILM)で共同開発を進めているもの。RC1は6月末にリリースされていた。
Autodesk、The Foundry、Luxologyや Side Effects Softwareを使っている制作環境に対応できるという。GTOやOBJのように、アニメーションをシーケンシャルジオメトリに”bake”するために使われ、アプリケーション間やプロダクション間でのデータ保存と共有の簡易化を目的とされている。
Siggraph2011では会期中にオフサイトで「Alembic Birds of a Feather」が8月10日の10時から開催される。場所はフェアモントホテル(Fairmont Hotel Vancouver)。開発チームより、パイプラインの構築や、プロダクション同士のコラボレーション方法、APIについて説明が催される。