NTTエレクトロニクス株式会社は、9月8日よりオランダ・アムステルダムで開催されるヨーロッパ最大の放送機器展IBC2011にて、新製品の超低遅延33msec対応AVC/H.264 HDTV/SDTVエンコーダ「HVE9200」や、AVC/H.264フルHD 3D伝送エンコーダ「XVE9300」を一般イベントとして初展示する(ホール2 C50)。

HVE9200は1RUフルラックサイズの筺体のAVC/H.264 HDTV/SDTVエンコーダ。コーデック遅延33msecの超低遅延を実現している。1080p、1080i、720p、576i、480iなど、多様なビデオフォーマットに対応。現行のHVE9100エンコーダから低ビットレートへの対応を大幅に強化し、SDTV映像を1.5Mbps、HDTV映像を2Mbpsで伝送可能にした。HDTV映像の3Mbps伝送もオプションで可能だという。4チャンネルのオーディオ入出力(PES)を搭載(Dolby Digital(AC-3)パススルーはオプション)している。

XVE9300は1RUフルラックサイズの筺体で、L/Rチャンネル同期のとれた、サイド・バイ・サイドフォーマットより高画質な画像エンコードを保証している。16チャンネルオーディオ(4xPES)対応、TS over IP出力インターフェイス(前方誤り訂正FEC (COP#3)内蔵)を持っており、また衛星伝送における秘匿性向上を実現するBISS-1/Eスクランブル機能をオプションで搭載できる。

今回も、NTT-ATとNTTサイバースペース研究所との共同出展で、NTT-ATからは、高画質・高圧縮なAVC/H.264ビデオのエンコード機能を提供するソフトウェア開発キット「RealFeel(リアフィール)ソフトウェアエンコーダ『HDVE-100 Encoder SDK』」が紹介される。