独DVS(Digital Video Systems)社は9月8日よりオランダ・アムステルダムで開催されるヨーロッパ最大の放送機器展IBC2011にて、アップグレードしたDIワークステーション「CLIPSTER」を展示する(ホール7.E25)。CLIPSTER は、4K解像度まで対応しコンフォームからフィニッシングまで行えるデジタルシネマ製作環境向けのワークステーション。
DCIマスタリングの機能が拡張され、Interoperable Master Format (IMF)のメザニンフォーマットとしてJPEG2000に対応できるようになった。AVC-Ultra、JPEG2000やRED、ARRI、Phantom、Silicon ImagingカメラからのRAWフォーマットのエンコードリアルタイム処理ができる。また、CLIPSTERでは新しくフラウンホーファー通信研究所が開発したS3Dアナライザー「STAN」ソフトウェアを搭載し、リアルタイムで3D素材のカラーコレクションなどを自動(または手動)で行えることで、よりスピーディな3D編集ワークフローを実現した。
DVSは2010年に放送計測器などを開発しているRohde & Schwarz(ローデ・シュワルツ)社の傘下となった。