米EditShare社はIBC2011開催に合わせ、新しいフェーズのLightworksオープンソースを公開する(ホール7.C21)。

同社は2009年夏にLightworksを買収し、その後、Lightworks2010を無償で使えるように公開しながら、内部開発チームによってパフォーマンスとインターオペラビリティ性の向上を目的にソースコードの再構築を進めていた。同社によると、無償ダウンロードには既に14万件以上の登録者がおり、毎月1万5千件以上の新規登録者が加入しているという。

Lightworksは、マルチデバイス入出力対応の編集アプリケーション。1989年に次世代のプロフェッショナル編集システムとして市場に登場し、過去にアカデミー賞やエミー賞を獲得している。Adobe Premiere、After Effectsといったサードパーティ製アプリケーションとの連携もとれ、マルチ編集画面(Room)機能で編集画面を分割して切り替えながら編集することができるのが大きな特長。

現在は報道やスポーツプロダクションや映画製作プロダクションで使われており、アカデミー賞作品「The King’s Speech(英国王のスピーチ)」、「Hanna」や「Don’t Be Afraid of the Dark」の制作でも使われた。