AJA Video Systems社は、9月9日(金)から13日(火)までアムステルダムRAIセンターで開催される欧州国際放送機器展「IBC 2011」にて、AJA KONAやIo製品をコントロールするクロスプラットフォーム対応のアプリケーション「AJA Control Room」を発表した。また、新しい「AJA Control Panel」では、AJA Control Roomと独立して起動させたり、AJA Control Panelから呼び出すといった使い方も可能だ。2011年10月以降、ダウンロードによる無償提供が行われる予定で、Mac OS XとWindowsの両プラットフォームに対応する。

AJA Control RoomとAJA Control Panelは、AJAのKONA 3G、KONA LHi、KONA LHe Plus、Io HD、Io Expressに加え、新たに発表されたIo XT向けに、共通の包括的なコントロールインターフェイスを提供する。AJA Control Roomは、「入力ビデオの選択、コンバータ選択、フレームバッファのフォーマット、ビデオ出力などの機能をAJA Control Panel経由で提供」「映像ファイルの読み込みと表示、ハードウェアからの再生出力」「ビン管理、ビューア(バッチキャプチャを含む)、メディア情報の表示」「デッキコントロールが可能な録画や編集オペレーション」などの機能を搭載している。

AJA Control Room ワークスペース(キャプチャおよび再生)では、用途に合わせて「Basic」と「Advanced」二種類のインターフェイスから選択することが可能。「Basic」インターフェイスでは、シングルボタンアクションによる迅速な作業を容易に行なえ、「Advanced」インターフェイスでは、より広範囲にボードの機能や設定が見やすいリッチなグラフィックインターフェイスで行えるとしている。