ローランド株式会社は、6chポータブルレコーダー「R-26」を9月下旬より発売する。希望小売価格はオープンプライスで、市場想定価格は4万5千円前後の見込み。

R-26は、異なる指向性を持った2種類の独立マイクを装備したプロ仕様のポータブルレコーダー。48Vファンタム電源対応の外部アナログ入力(XLR/TRS)やプラグインパワーに対応したPLUG INマイク入力(ステレオ・ミニ)を装備しており、2種類の内蔵マイクとの併用時には最大6ch(3ステレオ)の同時録音をサポートする。

指向性・周波数特性

最大24ビット/96kHzのリニアPCM録音への対応や、各入力の干渉を抑える新開発のアナログ回路「IARC」の採用などの高音質設計により、臨場感のある音声収録が可能。また、録音ボタンを押したタイミングから2秒間さかのぼって記録が可能なプリ・レコーディング機能や、それぞれのソースに最適なマイク感度の設定、入力レベルの解析/表示を自動で行うAUTO-SENS機能による、録音ミスを未然に防ぐ機能を搭載。本体前面のディスプレイはタッチパネルを採用している。

各マイクの入力は、別ファイルで保存することが可能。楽器を内蔵マイクで収録しながらアンビエンスは外部マイクで収録し、レコーディング後にDAWで各チャンネルをミックス/エディットするなどの本格的なニーズにも対応する。ファイル形式はWAVに加えて時間情報などを含むBWF、長時間録音に適したMP3にも対応。WAV/BWFとMP3ファイルは同時録音も可能だ。DAWソフトウェアとしてSONAR X1 LEが付属する。