Cinedeck社は、9月9日(金)から13日(火)までアムステルダムRAIセンターで開催される欧州国際放送機器展「IBC 2011」にて、ディスクレコーダー「Cinedeck EXTREME」の上位機種「Cinedeck RX」を発表した。なお、Cinedeck RXのリリースにともない、Cinedeck EXTREMEはCinedeck EXと製品名を改訂した。
Cinedeck RXは、Cinedeck EXユーザーからの要望の多かった「ダブルデュアルストリーム」機能を搭載した、ラックマウントタイプのマルチチャンネル・マルチフォーマット対応HD-SDIレコーダー。ダブルデュアルストリームとは、たとえばAvid DNxHD と Apple ProResの同時収録など、同時に2つの違うコーデックを指定して収録することが可能な機能だ。収録コーデックはCinedeck EXと同様に、Avid DNxHD、Apple ProRes422、Cineform、非圧縮4:4:4 (10bit) /4:2:2 (8または10bit) に対応している。
また、Cinedeck社では最大12台のCinedeckを接続し、TCPIP経由でデッキ・コントロールをするためのCinedeckコントロールアプリケーションの「マルチチャネル・コントローラ」を発表した。この「マルチチャネル・コントローラ」はラップトップまたはデスクトップから接続されたCinedeckに対して個別にREC/PLAYの制御を可能にするもので、Cinedeck EXおよびCinedeck RXに同梱される予定としている。