Motorola Mobilityは現地時間9月13日、マルチスクリーンへ映像配信・CMS(Contents Management System)技術をもつOoyala(ウーヤラ)社に出資したことを明らかにした。出資はMotorola傘下のMotorola Moblity Venturesを通して行われる。出資額は公開されていない。Ooyalaが最近始めた「Ooyala Everywhere」サービスを当社の今後の新サービスのバックボーンにしていくという。
Ooyalaは2007年に元Google社員だった3人が立ち上げた。動画配信、CMS、視聴分析機能を統合したソリューションを手掛けており、過去にもYahoo! Japan、IIJなど日本企業とも技術提携をしている。ESPN、ブルームバーグ、facebookなど、米国市場を中心に1,000社以上に導入されている。
Motrola Mobilityは、Ooyalaのプラットフォームを使い、パーソナルビデオを携帯デバイスやインターネットTV、ウェブブラウザで観賞できる個人向けのサービス展開を見込んでいるという。Ooyala Everywhereでは、コンテンツプロバイダーのマネタイジングツールとして、広告挿入、プリミアサービス加入やペーパービューアクセスの機能を活用できる。また同社は今年5月に、サービスプロバイダーがプレミアビデオサービスをマルチスクリーンへ展開しやすいよう、SunUp Digital Systemsというソフトウェア会社を買収している。
Motrola Mobilityについては先月、Googleに総額125億ドルで買収される発表があったばかり。Motorola製の携帯出荷数はAndroid OS実装の携帯の出荷数の約11%を占めている。