Appleは、プロ向けビデオ編集ソフトウェアFinal Cut Pro Xの新バージョン10.0.1をリリースした。Motion 5およびCompressor 4のアップデートも公開されている。いずれもMac App Storeにてダウンロードして購入またはアップデートが行え、同社ではすべての利用ユーザーへのアップデートを推奨している。今回のアップデート内容は以下のとおり。
Final Cut Pro X 10.0.1
- ロール機能を使用して、オーディオおよびビデオのステムを1つのマルチトラックQuickTimeムービーまたは個別のファイルとして書き出せます
- 他社製のワークフローに対応するために、XMLの読み込みと書き出しができます
- 編集者間の共同作業を向上させるために、プロジェクトやイベントを Xsan 上に置くことができます
- プロジェクトにカスタムの開始タイムコードを設定できます
- 接続クリップに1回の操作でトランジションを追加できます
- OS X Lionでフルスクリーン表示を有効にできます
- GPU アクセラレーションをオンにした書き出しにより、配信速度を向上できます
Motion 5.0.1
- デュアルディスプレイに対応します
- マルチチャンネルオーディオの読み込みと再生に関する問題を修正します
- キーフレームをマイナス時間で移動するときの安定性の問題を解決します
- “インスペクタ”を開いているときにテキストが間違って配置される問題を修正します
- 文字を調整したときに文字間のカーニングが正しく適用されるようになります
- “ドラフトモード”でタイトルに空のストリングを入力するときの安定性の問題を解決します
Compressor 4.0.1
- HTTPライブストリーミングの”セルラー”設定のビットレートをアップデートします
- Final Cut Pro X内の”QuickTime書き出しコンポーネント”設定へのアクセスに関する問題を修正します
- システムが中国語で構成されているときに”このコンピュータ”クラスタが表示されない問題を解決します
- Compressor 4のインストール後に Soundtrack Proを起動するときの安定性の問題を解決します
また、初回起動後30日間無料で試用できる「Final Cut Pro X Free Trial版」の公開も開始された。こちらはMac App Storeではなく、以下のページ(英語サイトのみ)より必要項目を入力してダウンロードできる。
http://www.apple.com/finalcutpro/trial/