アビッドテクノロジー株式会社は、Pro Tools|HDXとPro Tools 10ソフトウェアを発表した。
Pro Tools|HDXシステムは、既存のPro Tools|HD Accelカードと比較すると、Pro Tools|HDXカード1枚で5倍以上のDSP処理能力、1000dB以上の追加ヘッドルーム、4倍のトラック数、2倍のI/Oが実現できる。さらに、最大3枚、さらに複数のPro Tools HDシリーズインターフェースの組み合わせを採用することで、トラック数、パワー、I/Oの拡張も可能だ。
Pro Tools 10ソフトウェアにはいくつかの新しいツールを実装し、ワークフローの時間短縮を実現したとしている。例えば、クリップゲイン機能により、プリミックスレベルをPro Toolsソフトウェアのミックスオートメーションから分離させ、サウンドエディターとミキサー間のワークフローを促進・改善することが可能となった。また、32ビット浮動小数点フォーマットに対応し、録音、編集、ミックス作業での高解像度を実現している。