ヒビノインターサウンド株式会社は、同社が取り扱うMUTECのデジタルオーディオフォーマットコンバーター、MC-8(写真)とMC-8.1を11月2日より販売するとアナウンスした。メーカー希望小売価格はともに99,750円。

MC-8/8.1は、AES3~AES3id間のフォーマット変換とサンプリングレート変換の同時処理が可能なコンバーター。MC-8がAES3からAES3id、MC-8.1がAES3idからAES3のコンバートを担う。

XLR端子に比べ、端子スペースを半分近くに抑えられるBNC端子は商業空間や設置スペースの限られた放送設備に多用されており、そういった現場での使用が見込まれるという。また、サンプリングレートの異なるデジタルオーディオ信号を複数入力しても、全出力を同じサンプリングレートで出力可能。サンプリングレートの異なるデジタルオーディオ機器を複数使用する環境においても中継機として威力を発揮するとしている。

両機には温度補償型水晶発振(TCXO)方式を採用した低ジッターリファレンスクロックを内蔵。サンプリングレート変換のリファレンスとして動作するだけでなく、マスタークロック信号も出力可能。デジタルスタジオ環境におけるマスタークロックジェネレーターとしても動作する。また、外部入力信号からもクロック信号を抽出しマスタークロックとしても動作可能だ。