米Blackmagic Designは11月16日(現地時間)、HyperDeck Studioの HyperDeck 2.0 ソフトウェアアップデートを発表した。今回のアップデートでは、Avid DNxHDフォーマットの放送局品質の圧縮10bit 収録・再生が追加され、メディアストレージにかかるコストの削減、Avid Media Composerシステムとの完全なファイルフォーマットの互換性が実現する。
すべてのメディアはMXFフォーマットで収録されるため、そのままMedia Composerで使用することができる。HyperDeck Studioは、非圧縮10bitビデオにも対応しており、今回のソフトウェアアップデートにより、ユーザーは非圧縮またはDNxHDフォーマットを選択できるようになった。
HyperDeck 2.0 ソフトウェアアップデートは、2011年11月下旬より、Blackmagic Designのウェブサイトから無償でダウンロード可能。HyperDeck StudioはBlackmagic Design販売店にて希望小売価格税込み85,980円で販売中。
HyperDeck Studioの主要な機能
- 標準の10bit 非圧縮QuickTime、Avid DNxHD MXFメディアファイルへの収録・再生
- コンピューター販売店などで簡単かつ低価格で購入できる高速SSD(Solid State Disk)を使用
- デュアルSSDスロットを搭載し収録中にディスクの交換が可能なため半永久的に収録可能
- SDIループスルー、モニタリング出力を含む3Gb/s SDIならびにHDMI入出力を搭載。
- ジョグ/シャトルホイール、RS-422デッキコントロールを搭載した従来型の放送用デッキVTRのデザイン/機能を採用
- QuickTimeならびにMXFファイルフォーマットは、Avid Media Composerやその他の編集アプリケーションと互換
- 1Uラックマウントサイズなので複数のユニットをマウントしてもスペースを取らない