株式会社東京放送(TBS)と米CBSテレビは、新たに10年間のニュース報道における包括契約を締結し、12月6日(現地時間)にニューヨークで調印式を行った。

調印式には、CBS News会長のジェフリー・フェイガー氏、「60 Minutes」のエグゼクティブ・プロデューサーでありCBSスタジオ・インターナショナルの代表、アルマンド・ヌネス氏と、TBS側は会長の井上弘氏、報道局長の星野誠氏が出席した。

この契約更改により、TBSとCBSは引き続き互いのニュース素材やニュース番組に自由にアクセスできるほか、SNG中継車や衛星回線など取材網・伝送手段・放送施設の使用についても互いに優先使用ができるようになった。2社はこうした関係を北米のみならず、世界各地の取材現場での提携に拡大することや、デジタルメディアスペースでの戦略的パートナーシップをより強固にしていくことに合意した。

TBSとCBSの独占包括契約は1991年に始まったという。テレビ報道機関の国際的な提携としては最も歴史のある関係の一つ。今後も互いの支局を東京とニューヨークの本社内に置き、引き続き関係を続けていくという。