ウォルト・ディズニー・ジャパンの子会社、ブロードキャスト・サテライト・ディズニーは、2012年春に開局を予定する2つの新BSチャンネルの開局日を発表した。 現在CSで提供中の有料放送チャンネル「ディズニー・チャンネル」のBS展開(BS256)は2012年3月1日から、そして新しく開設される「Dlife」(BS258)は、2012年3月17日に開局する。

今年10月からは既存のBSデジタル放送12チャンネルに加え、8つのハイビジョンチャンネルが放送開始している(放送大学のラジオ/ウェザーニュースのデータ放送含むと合計24チャンネル)。ディズニーは第1陣の免許申請で落選したが、WOWOWの追加チャンネルなどに続く第2陣としてBSへ参入する。ただしディズニーが割り当てられた電波を受信できるのは、限られた地域のみ。そこで戦略の1つとして地上波民放などと同様に、無料で番組を見られるようにした。

ディズニー・チャンネルは総合エンターテインメントチャンネル。子どもやファミリーなど幅広い視聴者をターゲットとする。お馴染みのディズニーキャラクターが活躍するアニメーションから海外ドラマなど幅広いラインアップの番組を放送する。また、日本のアニメもプログラムに組み込むという。現在の視聴可能世帯数は575万件を超えており(2011年9月末時点)、BS放送でさらなる視聴者の獲得を目指す。

I Survived A Japanese Game Show

新しいコンセプトを持つ「Dlife」は、30~40歳代の女性のライフスタイルを意識した番組編成となっている。グループ企業である米国4大ネットワークのABCの作品を中心に、「デスパレートな妻たち」や「LOST」といった連続ドラマを多数そろえる。 日本でも既に人気のあるドラマを最初のエピソードから放送するほか、米国では9月から始まった新番組『リベンジ(Revenge)』を日本初放送する。同作の第9話からは、俳優の真田広之が謎の日本人投資家の役として登場する。また、バラエティ番組では、神田瀧夢が司会を務める『ジャパニーズゲームショー「マジで!」(I Survived A Japanese Game Show)』(写真)を日本初放送する。ABCのゴールデンタイムで日本人が初めて司会を務めたことでも話題となった番組である。

ディズニーは、有料放送が中心の新BSチャンネルの中、広告収入モデルの無料放送で挑む。外資系企業が国内で無料のBSチャンネルを手がけるのは初。開局時点のリーチ(視聴可能世帯)は2500万世帯(全世帯の50%)と、同社は予測している。CMが主な収入となる無料放送を展開するにあたり、この予測リーチ数をどう見越しているのか-先発組の「FOX bs238」(2012年9月30日まで無料放送)を追いかけるとして、業界も注目している。


(山下香欧)