米アマゾンは2月8日(現地時間)、ビデオストリーミング配信事業に関わる米Viacomとの提携を発表した。
今回の提携によりViacom傘下のテレビ局のコンテンツがアマゾン側のサービス加入者でも視聴できるようになり、Netflix社のサービスと真っ向に対抗することになりそうだ。Viacomから提供されるコンテンツは、傘下のテレビ局であるMTV、Comedy Central、Nickelodeon、TV Land、Spike、VH1、BET、CMT、Logo制作による番組コンテンツで、合計15000タイトルにも及ぶ。数か月かけて数千タイトルを、アマゾンのストリーミング配信サービス「Prime Instant Video」に追加していくという。
Amazon Primeは会費が年間79ドル。月あたりの利用料に換算すると6.58ドルとなり、米Netflixのビデオストリーミングサービス(月額7.99ドル)より安い計算となる。Prime Instant Videoでは、広告なしのテレビ番組や映画を無制限で提供している。現在はCBS、Fox、NBC Universal、Sony Pictures Home Entertainment、Warner Bros.、PBS Distribution、Walt Disney傘下のテレビ局Disney-ABC Television Groupなどと契約を結んでいる。
(山下香欧)