パナソニック株式会社は、放送業務用LCDビデオモニターの新製品「BT-LH1850」を2012年4月より発売する。メーカー希望小売価格は、税込み262,500円。本製品は、4月16日(月)から19日(木)までラスベガスコンベンションセンターで開催される全米国際放送機器展「2012 NAB Show」で展示される。
BT-LH1850は、信号レベルごとのR/G/B各色の三次元ルックアップテーブル(3D-LUT)を使用した高精度10bit色補正により、低輝度レベルでの色ずれを解消し忠実な色再現を可能にした。また、SD/HDインターレース信号をプログレッシブ信号に変換・生成するI/P変換回路により、回路系の遅延は約5msec。入力と出画の遅延を1フィールド未満に抑えている。
表示機能としては、16:9画角、4:3画角の映像に対して多彩なマーカー表示ができる。アスペクトマーカー(16:9)は、4:3、13:9、14:9、CNSCO 2.39、CNSCO 2.35、2:1、VISTAの7種類の画角が確認可能。セーフエリアマーカーやセンターマーカーも搭載。クロスハッチ機能により、パネル画面上に水平・垂直のグリッドを表示することができるという。
映像入力は、HD/SD自動切換、HDMI入力、エンベデッドオーディオ対応のSDI入力2系統を標準装備したほか、デジタルおよびアナログコンポーネント入力兼用のDVI-Iを装備しており、PCやノンリニア編集システムからの入力にも対応している。端子は、GPI、RS-232Cに加え、RS-485を新たに装備し、デイジーチェーン接続で最大32台を制御可能だ。TSLコマンドにより英数字8文字までのテキスト表示やタリー表示にも可能。また同社独自コマンド(RS-232C相当)にも対応したとしている。