4月16日からラスベガスで開催される「2012 NAB SHOW」で行われるセッションのテーマ「Disruptive Media Conference:混乱の渦中のメディア会議」では、4月17日から18日の2日間、10セッションほど開かれる。場所はN249。
4月17日の9時からは、マルチプラットフォーム環境でのマネタイジングとサービスの動向を題材にしたパネルディスカッションが開催される。昨年、YouTubeは、オリジナルの番組制作を用途に1億ドルもの出資額を提示した。HuluやNetflixも追って独自の番組の制作、提供を始めており、インターネットを使ったコンテンツ配信サービス事業者たちが、テレビ局とのビジネスの垣根を越えて参入してきており、ケーブル事業者や放送事業者たちを脅かしている。
メディア視聴のマルチプラットフォーム化により消費者のメディア視聴方法に変化が起きている。ソーシャルメディア、ゲームやテレビがネットを介して煩雑になってきている今、どのようにキー局やケーブル事業者たちが生き残っていけるか、マルチプラットフォームでの視聴者から収益を出していけるか。パネルディスカッションには、ESPN Digital Mediaのプロダクト開発担当シニアディレクター、ジョー・アリサタ氏、アドビのマネタイゼーション担当副社長、ジェレミー・ヘルファンド氏、Ooyalaの創立者兼プロダクト担当社長、ビスマーク・レペ氏と、Big Frameの創立者兼最高経営管理者スティーブ・レイモンド氏がパネリストとして迎えられる。
(山下香欧)