ローデ・シュワルツは、南米向けISDB-TBに対応した送信機「R&S SLx8000」「R&S THU9」、コンパクトTVアナライザ「R&S ETC」、ビデオ・テスタ「R&S VTE」「R&S VTS」などを、4月16日より米ネバダ州ラスベガスにて開催されるNAB2012に出展する。ブース位置はSU 3407。
小出力送信機のR&S SLx8000は、UHF/VHFをカバーし南米の地上波規格であるISDB-TBをサポート。出力100W、19インチラックで2~3HU(約9cm~14cm)のスペースがあれば設置できるコンパクトサイズだ。
大出力送信機のR&S THU9はISDB-TBで28パーセント、ATSCで30パーセントの効率性を達成。これにより消費電力が抑制されており、運用コストの負担も削減できるものとしている。1ラックあたりISDB-TBで15kW、ATSCであれば18.5kWの出力が可能。リモートアクセスにも対応しており、現場ではタッチスクリーン上で設定の変更や稼動状況の確認が可能。
コンパクトTVアナライザR&S ETCは、デジタルTV送信機測定に特化した測定器。ISDB-T、DVB-T、DVB-T2の測定をカバーし、TV送信機の設置、運用中のメンテナンスを効率的に行える。また、1ボックスでスペクトラム・アナライザやTV解析機能、スカラー・ネットワーク・アナライザの機能を装備している。
ビデオ・テスタR&S VTEと、コンパクト・ビデオ・テスタR&S VTSは、MHL(Mobile High-Definition Link)対応のコンシューマ機器向け測定器。MHL認証試験v1.2に対応したプロトコル・テストが行えるほか、A/V解析機能により、LTEなどの通信機器やISDB-Tmmなどの放送受信機のパフォーマンスを、受信した映像や音声を用いて評価できる。