ローランド株式会社は、HD映像編集に必要な専用ハードウェア、編集ソフトウェア、専用コントローラーと映像/音声素材をセットにしたビデオ編集専用機「DV-7HD」を4月25日に発売する。希望小売価格は税込み598,500円。
DV-7HDは、映像編集用に最適化したパソコンに、専用ハードウェアや編集ソフトウェア、素材をインストールしたターンキーモデル。対応映像フォーマットは、HDV(1080/60i、1080/50i、720/30p、720/25p)、DV(NTSC/PAL)、AVCHD(1080/60i、1080/50i、720/30p、720/25p)、XDCAM(1920×1080、1440×1080、1280×720)(NTSC/PAL)、Motion JPEG(インポート時DVに自動変換)。XDCAM以外の業務用フォーマットとしては、P2なども今後のバージョンアップで拡張予定としており、昨年10月に発売されたHD編集ソフトウェアと専用コントローラーのみのモデル「DV-7G」よりも機能強化が図られている。
音声処理技術「R-MIX」機能も搭載しており、音声を可視化することで特定音の抜き出しやノイズ除去・残響除去といった音の修正も直感的に行える。また、映像制作をサポートするコンテンツとして、ハイビジョン動画200クリップ以上、静止画1000枚以上、音楽/効果音300曲以上、イラストなど340データ以上が標準収録されている。
入出力端子にはHDMI、コンポーネント、コンポジット、S-ビデオ、オーディオRCAピン、i.LINKを搭載。PC本体はサーバー用マルチコアCPU搭載ワークステーションを使用としており、詳細なスペックは未定。OSはWindows7 Professional(64bit)、光学ドライブは書込み対応BDドライブ(DVDスーパーマルチ機能搭載)、メモリーカードリーダーとしてSD/SDHCカードスロットを搭載。
HDDにはOS/アプリケーション用として250GB、データ保存用として500GBを搭載。別売りの専用リムーバブルHDDを利用可能で、素材・プロジェクトの入れ替えも電源を切ることなく行える。編集テーマや編集者ごとにHDDを使い分けるといった利用も可能としている。