米アベカス社はNABにて、主力製品「Mira」ユニバーサルフォーマット・プロダクションサーバの様々なアプリケーションを紹介する(ブース番号SL1515)。
ブースには、6ステーションにMiraサーバを展示。中継現場でのインスタント・リプレイ用に、6カメラ入力、2チャンネル出力でのオペレーションや、2人のオペレーターによる運用などが体験できるようになっている。ライブプロダクション向けにも、送出サーバとして構築した事例や、Final Cut Proエディター間でのDVCPROフォーマットによる高速メディア転送をデモンストレーションする。
また米High Resolution Systems社(HRS)のコントロールインターフェースを採用したGUIを初公開、iPadによるリモートコントローラも参考出展する予定。例えばHRSで作成したカスタムGUIでは、ワンクリックで2台のMiraサーバから16チャンネル分のクリップを読み込み、すべてを1ループで再生するといった動作設定を組み込める。このMiraとカスタムGUIのシステムは、P.I.Engineering社ブースでも展示される(ブース番号SL6028)。
またソニー社ブース(ブース番号C11001)でも、MVS-8000スイッチャとインターフェースをとったライブプロダクションシステムとして展示される。ブースではMiraのほかにも、中継用放送倫理違反回避システム「AirCleaner」、JPEG-2K HDディスクレコーダ「ClipStoreMXc」といった、市場に定着した製品も展示する。
(山下香欧)