パナソニックアメリカ(Panasonic Corporation of North America)の一部門であるPSCC (Panasonic System Communications Company)社は、英Aframe社と提携し、報道クルーおよびジャーナリスト向けのクラウドベースのメディアマネージメントソリューション「Panasonic Production Network (PPN)」を米国で展開する。これは4月15日にNABショーでの記者発表会で発表された。
Aframe社ではヨーロッパ市場においてビデオプロダクションをターゲットとして、クラウドサーバを利用した、ビデオストレージおよび制作編集ソリューションを提供している。英国と米国ボストンに拠点を置き、BBCやMTVおよびヨーロッパのプロダクションフィルムにサービスを行っている。今年4月には本格的に米国でビジネス展開を行うため、ニューヨーク、ロスアンジェルスとボストンに運用事業を置いた。
パナソニックでは、パナソニック専用のアップロードセンターを米国内に開設する。ニューヨーク、ロスアンジェルス、シカゴ、サンフランシスコ、アトランタ、マイアミ、ボストンとダラスの8か所の都市を選んでいるという。Aframe社の公式ブログによると、Aframe社のアップロードパートナー社がパナソニックのアップロードセンターになるようだ。
- AbelCine、ニューヨーク とバーバンク(LA)
- DigiNovations、アクトン(ボストン)
- Postworks、ニューヨーク
- Hula Post Production、バーバンク(LA)
- Rule Broadcast Systems、ボストン
- WH Platts、アトランタ
サービス利用料は、プロフェッショナル向けには90ドル/月、エンタープライズ向けには249ドル/月が用意されている。 Aframeは、NAB会場のクラウドコンピューティングパビリオン(ノースホール、ブース番号K-L)と、パナソニック社ブースにてソリューションを紹介している。
記者発表会で登壇したAframe社のCEO、デビッド・ペト氏
(山下香欧)