米Sony Mobileは、ゲームプレイに特化したスマートフォン「Xperia Play」を次世代Android OS “Ice Cream Sandwich(アイスクリームサンドイッチ、ICS:Android OS 4.0)”に対応させないことで決定した。これは公式ブログサイトで明らかになったもの。
ブログでは「開発チーム達の検証やパートナー達の意見、フィードバックを取り入れた」結果、パフォーマンスを懸念しての決断だという。ゲームをプレイすることについて確実な安定性が、Android 4.0上では保障できないとする。同社は3月には、ICSベータROMを開発者へ開示し、検証フィードバックを取得していた。
ソニーはXperia S、P、Uモデルに対しては、来月にもICSのアップグレードを行う予定。また2011年以降に発売したスマートフォンXperiaモデルおよび「Live with Walkman」も対応するとしている。
Googleでの統計では、市場に出回っているAndroid OSのスマートフォンの4.9%のみがICSを搭載している。米市場調査会社コムスコア社が今月初めに発表した資料によると、米スマートフォン市場でAndroid OSが占める割合は51%だという。
(山下香欧)