加ミランダ・テクノロジー社が、ケーブル事業者向け製品製造会社の米ベルデンに3.621億米ドルで買収されることが6月7日(現地時間)に明らかになった。
米ロイターによると、ベルデンはミランダ社の株主達へ一株当たり17加ドルをオファーした。これはトロント証券取引所における10.39加ドルのミランダの月曜日の終値の64%ものプレミアム値となる。アナリストや投資家からは62.4%アップしたミランダ株16.87加ドルを応援した。
ベルデンは、数か月前にルーターやイーサネットケーブルを扱う加RuggedCom社を、2.8億加ドルで買収しようと試みたが、シーエメン社が2.82億加ドルを提示して入札に負けている。
ミランダ社は経営難に苦しんでおり、今年に入って戦略的なパートナーを探していた。ハリス、もしくはグラスバレーかシスコシステムズが注目するとアナリストは当時予測していたという。
今回の取引はすべて現金で行われる。「これは株主にとって非常に魅力的なオファーである」とミランダの最高経営管理者のストラース・グッドシップ氏は声明文で説明している。ベルデン社によると、買収後もミランダの運営部隊の変更はないとしている。
(山下香欧)