Hisense USA社からAndroid OSのGoogle TV用セットトップボックス(STB)が11月に米国で発売開始されることが明らかになった。

このGoogle TV用STBという位置づけの「Hisense Pulse」は、9月5日まで開催されている「IFA」にて公式に発表され、米国では9月5日からイリノイ州で開催されるCEDIA Expo2012にて一般初公開される。価格は米国で99ドルと、AndroidベースのVizio Co-Star(99ドル)やRoku 2 XS(99.99ドル)と真向に市場対抗する。

Hisense PulseはHDMI系統、WiFiやイーサネット、USBを実装しているボックスで、HDMI系統をもつテレビに接続すれば、ChromeブラウザでWeb検索や映画、YouTube鑑賞や通常のライブTVを見ることができる上、Google PlayストアよりPandora Radio、CNNMoney といったTV Appなどのアプリをダウンロードして、通常のテレビ鑑賞以上にテレビを楽しむことができるという。またユニークな点としては、ピクチャーイン/アウトピクチャー機能により、テレビ視聴、Web検索やソーシャルでのチャットなどマルチタスクが行える。 コンテンツの解像度は480iから1080pまで、H.264、MPEG-4とAVCフォーマットに対応しているという。

ボックスは13.97センチ四方とコンパクトなサイズで、重さは680グラム。ボックスに同梱されているコントローラは、キーボード付の所謂デュアルサイド・コントローラで、タッチパッドとNetflix用の特別なボタンが実装されている。

(山下香欧)