キヤノンは、デジタル一眼レフカメラ「EOS 6D」を2012年12月上旬より発売する。価格はオープンで、同社直販サイトでの価格は、本体のみの「EOS 6D(WG)・ボディー」が税込み198,000円、レンズ「EF 24-105mm F4 L IS USM」が付属するキット「EOS 6D(WG)・EF24-105L IS USM レンズキット」が税込み298,000円。

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EF 24-105mm F4 L IS USM 装着時

EOS 6Dは、新開発の35mmフルサイズCMOSセンサー(約2020万画素)を搭載したデジタル一眼レフカメラ。映像エンジンDIGIC 5+との組み合わせにより、広いダイナミックレンジや美しい色再現、豊かな階調性を実現。常用ISO感度は最高ISO25600(動画撮影時:ISO12800)。シャッターユニット、ミラー駆動モーター、CMOSセンサーパッケージの小型化などにより、外形寸法は幅144.5mm×高さ110.5mm×奥行き71.2mm、重量は約755g(CIPAガイドラインによる)、本体のみでは約680gとなっており、同社によると、EOS 6Dは35mmフルサイズ相当の撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラとしては世界最軽量であるとしている。

EOSシリーズとしては初の無線LAN・GPS機能も搭載。iOSおよびAndroid対応の専用アプリケーション「EOS Remote」(2012年12月上旬公開/無償配布予定)を利用することで、Wi-Fi経由でEOS 6Dのライブビュー画面を確認しながら静止画の撮影をしたり、カメラ内のメモリーカードに記録された静止画(JPEG画像)のスマートフォンへの取り込みを遠隔操作で行える。撮影地点の位置情報や、移動経路を記録するGPS機能も利用できる。

測距点数11点のAFセンサーを搭載し、中央1点はF5.6光束対応のクロス測距に加えてF2.8光束に対応。F2.8以上の明るいレンズ使用時にはより高い合焦精度を実現する。耐久性能約10万回のシャッターユニットや、防塵・防滴構造による高い堅牢性も特長だ。

動画記録はフルHD解像度に対応。フレームレートは解像度1920×1080では30p/25p/24p、1280×720では60p/50p、640×480では30p/25pから選択でき、圧縮形式はIPBまたはALL-Iが選択可能だ。ファイルはMPEG-4 AVC/H.264のMOV形式で記録される。音声は内蔵モノラルマイクのほか外部ステレオマイク端子経由による外部マイクが利用可能。録音レベル調整やウィンドカット機能、アッテネータ―機能を搭載している。