ワールドワイドで展開をしているビジュアル製作者の共同体”クリエイティブプロ・ユーザーグループ・ネットワーク(CPUG Net)”が、NABに合わせて開催する「スーパーミート(Super Meet)」が今年も開催される。

今年で12回目となったイベントの開催場所は、昨年から変わってRio Hotel。アドビ、アビッド、Apple、オートデスクのユーザーから映画製作者まで、CPUG Net系列の6大グループに加え、業界の様々な映像ユーザーグループが揃うイベントとして知られる。2年前は、Apple社から「Final Cut Pro X」の発表も行われた。ポストプロダクションから放送事業者まで、集まった業界の人たちとの親交を深めながら、最新の技術やトレンドを知ることができる。プラチナスポンサーはアドビ、アビッド、オートデスク、ブラックマジックデザイン社。

イベントは4月9日の16時30分から、制作ツールや機材のハンズオンデモが行われている会場に入場できる。業界で活躍しているクリエイターを招いてのショーケーススピーチが19時00分より。カラリストのAlexis Van Hurkman氏よりBlackmagic Design DaVinci Resolveを使った編集現場の事例をはじめ、米キー局で編集を行っているBob Russo氏からAvid Media Composerのティップス、VFXエディタAnthony Brownmoore氏と認定トレーナーのMarc-André Ferguson氏からオートデスクSmokeのティップスを、そしてアドビ社のAl Mooney氏らAdobe Pro Videoのポストワークフローが紹介される。

スペシャルスピーカーには、元ILMで映画製作者であるStu Maschwitz氏、そしてデジタルドメインの創立者スコット・ロス氏がステージに上がる予定。Maschwiz氏からはデジタル映画撮影のティップスや、Maschwiz氏が開発監督をしているリリース間近の斬新なプリ編集ソフトウェアについても初めて公開される。ロス氏は、アカデミーVFX部門の受賞者であるScott Squires氏と共に、米国のVFX業界が直面している現状と将来の展望を、ロス氏の支援運動を通して語る予定。

スーパーミートは23時まで行われる。入場料は20ドル(事前オンライン販売では15ドル)
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(山下香欧)