ソニーは、ビデオスイッチャー、オーディオミキサー、ストリーミングエンコーダー、レコーディング、テロップ作成ツールといった様々な機能をコンパクトなボディに集約した、ライブイベント向けのオールインワン型映像制作機器「ライブコンテンツプロデューサー “Anycast Touch”『AWS-750』」を2013年9月に発売する。希望小売価格は税込み2,100,000円。
Anycast Touchは、ライブイベント制作に必要な様々な機能をアタッシュケースほどの筐体(外寸:約415mm×95mm×336mm 質量:約6.5kg)に集約した、ライブイベント向けのオールインワン型映像制作機器。すべての操作は2つのタッチパネルモニターで行なう。シーンとして合成する映像、エフェクト、タイトル、BRCシリーズカメラ(ソニー製旋回型カメラ)のアングルなどを事前に登録し、イベントの進行に合わせてシーンを選択してオンエア。通常のスイッチャー等の機器操作で必要となるクロスポイント選択やエフェクト設定といった操作が不要で、スイッチャーの操作に不慣れなユーザーでも簡単に操作できることを最大の特長としている。
映像は6系統の入力(HD/SD-SDI、コンポジット、RGB、HDMI)に対応し、HD/SDビデオ、PC信号の混在運用も行なえる。様々な映像合成でビジュアル効果の高い多彩な演出も可能だ。ライブ映像は内蔵ストレージ(SSD 192GB)へXDCAM MPEG HD 35Mbps(MXF)またはFLASH(F4V)に記録できるほか、外部のストリーミングサーバーへの配信にも対応する。事前にストリーミングサーバーを登録しておき、GUI画面上のStreamingボタンを押すことで、すぐにストリーミングサーバーへの映像送信を開始できる。
映像、テロップ、ロゴ、PinPなどの効果に加え、BRCシリーズカメラのアングルをワンタッチで切り替え可能