株式会社エクスプローラは、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「平成24年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業」に、「レート制御機能搭載 4K対応 H.265コーデック装置実用化開発」が採択されたと2013年5月16日付けで発表した。採択の決定は2013年4月30日に行われた。助成対象期間は2013年4月30日から2014年2月20日まで。助成金額は計上される費用の3分の2に相当する金額だという。

今回採択された開発事業は、品質保証されないIPネットワーク下で、ネットワーク回線の混雑度を検出して無瞬断に画像圧縮率と伝送方法を制御し、安定した映像・音声を伝送できる「レート制御機能」を搭載し、4K対応H.265/HEVC方式のライブ伝送が可能な小型・低消費電力コーデック装置を開発するプロジェクトだ。

同社が開発する「レート制御機能搭載 4K対応 H.265コーデック装置」は、映像圧縮および伝送技術の高性能化、低消費電力性能の向上を可能にするほか、データ蓄積機能、無線LANや新しい通信形態への対応、マルチビュー対応、スケーラブル対応、8K対応、超解像、電子すかし等、映像技術に付随する機能についても柔軟な拡張対応が可能になるものとしている。