Nano Tech Entertainment (NTEK) からセットトップボックスタイプの4K UHD対応のメディアプレイヤー「Nuvola NP-1」が7月15日から発売される。価格は299ドル。対してソニーから今夏に発売される4KメディアプレイヤーFMP-X1は699ドルだ。従来のメディアプレイヤーのように対応デバイスを選ばず、どのメーカーの4K UHD TVでも再生ができるという。合わせて今秋には、Nuvola NP-1ユーザー向けの無償4Kストリーミングビデオ配信サービス「NanoFlix UHD」も開始する。

ショップに並ぶ299ドルのNuvola NP-1には、10作品の映画コンテンツ、10タイトルのゲームとSkype、Facebookなど5つのアプリケーションがバンドルされる。現在、本体の外姿などは公開されていないが、搭載するマザーボードとコネクティビティなどの仕様が同社のFacebookページに公開されている。CPUにARM Cortex-A7クワッドコアを採用、カスタマイズしたビルトインの3D GPUのパワーで再生処理を行う。UHD 3D映画の再生も可能という(3840×1080 @30fps)。

USBポートx3、Wi-Fi、Micro USB、イーサネットポート、SATA HDD、SD/SDHCカードスロットなども搭載。Andorid OSにネイティブ対応しているため、同OS対応のエンターテインメントアプリを楽しむことができる。オプションには、ゲームプレイ向けに3軸モーションセンサーを採用したコントローラーとQWERTYキーボードも販売される予定。

ただし、日本のように光サービスが浸透していない米国家庭で4Kストリーミングを無線で受けるのは冒険のような気もする。

(山下香欧)