ソニーヨーロッパは、同社の4K映像技術をアプローチするキャンペーンCMを英国で6月24日より開始した。この日はウィンブルドン選手権のグランドスラムだ。そして英国では、ソニーの4K BRAVIA(55型、65型)の発売開始の日でもある。
このCMでは、ソニーが”マイクロタイジング(Microtizing=マクロ広告)”と呼ぶ手法で、ソニーの4K技術をアプローチしている。マイクロタイジングは、誇大的の反対を意味する造語のようだ。
CMでは、英国で人気のテニスプレイヤー、アン・コウサボング選手の爪先、スコートの折端、靴ひもなどに、小さなソニーロゴと4K Ultra HDの文字を見つけることができる。CMの素材はソニー4Kカメラで撮られており、ソニーの4K UHD TVで見れば、これらマクロ広告もはっきりと判る、というアプローチだ。
背景インタビュー
ソニーは英BBCとEBU(欧州放送連合)と提携し、ウィンブルドン選手権の模様をF55(2台)とNEX-FS700(1台)を持ち込んで試験的撮影を行う。試験撮影場所は、センターコートと1番コートで、大会初日に実施するという。この4K映像は、ウィンブルドン開催期間、会場にあるソニーの”4Kエクスペリエンスゾーン”にて視聴できるようにする計画だ。
ソニーヨーロッパでは、今回のウィンブルドンキャンペーンCMを皮切りに、今後もメジャーなスポーツ大会開催を狙って4K放送技術のイノベーターであることをアプローチするCMを展開していくという。
(山下香欧)