IPTVフォーラムによる、新組織「次世代スマートテレビ推進センター」が7月29日より業務を開始した。放送と通信の連携を行うHybridcast(ハイブリッドキャスト)技術仕様に即した「次世代スマートテレビ」によるサービスの利用環境整備などを目的とする。

具体的な業務内容は、

  1. ハイブリッドキャスト技術仕様に準拠したサービスを実施するプラットフォーム事業者の届け出受け付けおよび公表と事業者ID付与
  2. アプリケーション開発者の届け出受け付けと公表
  3. 技術仕様に準拠した受信機を製造するメーカーへのロゴマークの付与

など。

IPTVフォーラムは3月29日に、「ハイブリッドキャスト技術仕様 ver.1.0」として3つの技術仕様書を、そして7月22日には、「ハイブリッドキャスト運用規定1.0版(IPTVFJ STD-0013:2013年7月12日策定)」の技術仕様書を公開している。テレビやSTBなどが放送番組に連動したHTML5アプリケーションを利用したり、セカンドスクリーンデバイス(スマートフォンやタブレット機器)が放送番組と連携するサービスを実現するための仕様が提示されている。

(山下香欧)