米NanoTech Entertainment(ナノテック)は、米SEIKI Digital(SEIKI)と提携し、SEIKIブランドの4K UHD TVと、ナノテックが近日発売開始する4Kストリーミングメディアプレイヤー”Nuvola NP-1“をバンドルして店頭販売する計画を発表した。

店頭価格は、SEIKIの39型4K UHDTVとのバンドルが699ドル、50型とのバンドルが1299ドル。年末に発売する新しい65型とのバンドルも予定しているという。更にナノテックからは、この秋から4Kストリーミングサービスを開始して、映画タイトルなどを提供することになっている。

この提携にて、一般家庭向けに4K解像度のコンテンツを4K UHD TVで再生できる環境が10万円を切る形で登場することになる。両社からの発表では、低価格・ハイクオリティをアプローチしている二社が提携することで、できるだけ早い時期に一般家庭に4Kエンターテイメントを広げたい意向をうかがわせている。

ソニーは4K UHD TV BRAVIAに、7月から発売した4Kメディアプレイヤー”Sony FMP-X1″(699.99ドル)、そしてソニーピクチャーズ・エンタテインメントによる自社コンテンツとすべて自社で持ち合わせてコンシューマー市場で展開しており、ナノテックとSEIKIはまさにTier2から追う格好になる。

(山下香欧)