DSLRカメラでとらえた映像が放送で利用されてきている今日、DSLRで利用するプロンプターが登場してきている。現場でのレポートなどに有効だ。英Autocue社が開発しているプロンプターには、DSLRカメラやDVカメラで利用できるモデルが揃っている。現在は、2種類のモデルが用意されており、1つはタブレットをモニターとして利用するもので、タブレット専用のマウントプレートとプロンプターグラスをトライポッドに実装して利用する。プロンプターソフトウェアはApp Storeからダウンロードして使うようになっている。または10インチ型LCDプロンプターモニターを利用するモデルが揃う。
今回9月にオランダ・アムステルダムで開催されるIBC2013では、DSLR専用のプロンプターと新しく独自のプロンプターアプリ「iAutocue」を発表する予定。(ブース番号:ホール11/11.45)
新プロンプターは、DSLRの前方にマウントできるよう超軽量に設計されており、他のアクセサリと一緒に15mmのカメラレールに実装できる。またライトやマイクを併用するために追加のバーもオプションで用意されるという。製品モデルには、iPad(またはiPad mini)もしくは、8インチ型モニターを利用する2タイプが揃うという。両モデルとも、通常の水平にして利用するほか、プロンプターを取り外して被写体へ正面に向けて利用できるようになっている。Autocueからの発表では、新プロンプターの外姿は公開されていない。
(山下香欧)