キヤノンは、同社のデジタルシネマレンズ「EFシネマレンズ」シリーズの単焦点レンズ(プライムレンズ)新製品として、焦点距離35mmモデル「CN-E35mm T1.5 L F」を2013年12月上旬より発売する。希望小売価格は税込み462,000円。今回の発表により、EFシネマレンズのラインアップは合計14機種となる。
CN-E35mm T1.5 L Fは、シリーズ初の焦点距離35mmモデル。Tナンバー1.5の明るさにより、暗所においても自然光を生かした映像を撮影することが可能だ。フォーカスの回転角(操作角度)は約300°と大きく、微妙なピント合わせも行える。フォーカスの調整によって画角が変化するフォーカスブリージングも抑制しているという。絞り羽根枚数は11枚で、ボケ味が柔らかく美しい映像表現が可能だ。
マウント部の電気接点を通じて、レンズの名称や撮影条件のデータをカメラに送信することにより、カメラ側でレンズの周辺光量の自動的な補正も可能。この機能は2014年に予定しているEOS C100/C300/C500およびEOS-1D Cのファームウェアアップデートにより対応予定だ。