Blackmagic Designの発表によると、デンマークの放送プロダクションNimb TVが、同国初という最小サイズのUltra HD中継車に、ATEM Production Studio 4K、Blackmagic Audio Monitorなど、多くのBlackmagic DesignのUltra HD製品を搭載したという。

Stjernholm & Co社の協力を得て制作されたこの中継車は、デンマークの放送業界での高品質のマルチカメラUltra HD 4Kプロダクションや、大画面スクリーンを使用するイベント、コンサートなどに使用されるという。来シーズンのデンマーク版「The X Factor」の「ブートキャンプ」コーナーにおいて使用されることもすでに決まっており、コペンハーゲン中の様々なロケーションに駆り出される予定だ。

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Nimb TVはさらに、ハードウェアコントロールパネル、ATEM 1 M/E Broadcast Panelを導入して、ATEM Production Studio 4Kと使用する予定だ。Nimb TVのワークフローでは、キャプチャー・再生用のBlackmagic Ultra Studio 4Kの他、HyperDeck Studio Pro SSDレコーダー、Blackmagic Audio Monitorも導入している。

Nimb TVの共同創設者であるNiels Borup氏と、Stjernholm & Co社のCEO、Morten Stjernholm氏は次のようにコメントしている。

Niels Borup氏:Blackmagic Design製品を導入したことで、インディーズの映画監督から国営放送まで、様々なタイプのクライアントと仕事ができるようになりました。クライアントが希望する場所であればどこでも、フレキシブルで信頼性の高いUltra HD 4Kプロダクションを提供できるのです。

Morten Stjernholm氏:BlackmagicのATEM ProductionStudio 4Kのおかげで、私たちは大型の中継車と同じ高品質なコンテンツを制作できます。しかし、私たちの中継車は小型で機動性があるので、競争にも抜きん出ています。Ultra HD 4Kワークフローを確立したことで、大掛かりなライブイベントで最高品質の映像を提供できるだけでなく、カメラマン達が好きなカメラをすぐに接続できるフレキシブルなシステムを構築できたのです。