ヒビノ株式会社は、同社が取り扱うSoundcraftのステージボックス、Mini Stageboxを発売するとアナウンスした。メーカー希望小売価格は、Mini Stagebox 16 Cat5が税込み168,000円、Mini Stagebox 32 Cat5とMini Stagebox 32 Opticalが税込み336,000円となっている。
Mini Stageboxは、Soundcraftデジタルミキサー用のステージボックス。同社のハイエンドモデルVi1譲りのプリアンプを採用しながらも、高いコストパフォーマンスを実現した。ミキサー本体に接続するためのMADIインターフェースを標準で搭載し、Si Performer、Si Expression、Si Compactに装着するMADIカードも付属しているため、接続ケーブルを用意するだけで運用を開始できる。
ステージに設置したMini StageboxとPA席に設置したSoundcraftのデジタルミキサー間を、CAT5またはオプティカルケーブルで接続するだけで最大48chの音声信号をデジタルで送受信可能。Mini Stageboxからミキサー間はCAT5ケーブルで最長100m、マルチモード・オプティカルケーブルで最長2kmまで引き伸ばせる。また、Mini Stagebox 16はEIA2U、Mini Stagebox 32はEIA3Uのスペースにラックマウントが可能となっている。
3つのモデルを用意しており、必要な入出力数やケーブルを引き伸ばす距離に応じて選択可能。16マイク/ライン入力、8ライン出力を搭載したMini Stagebox 16と、32マイク/ライン入力、8ライン出力、4AES/EBU出力(8ch)を搭載したMini Stagebox 32をラインナップ。Mini Stagebox 32は、RJ45端子を搭載したCAT5ケーブル用と、SC端子を搭載したマルチモード・オプティカルケーブル用の2つのモデルを用意。両モデルとも2系統のMADI端子を備えており、不意の回線トラブルによる音声の切断を回避するリダンダント機能が利用できる。