Blackmagic Designの発表によると、米ロサンゼルスのポスプロのEncore社およびLevel 3 Post社が、米国の2013年秋の番組編成で、ゴールデンタイムに放送されるいくつかの大型番組のカラーグレーディングにDaVinci Resolveを使用しているという。これらの番組には、「ワンス・アポン・ア・タイム(OnceUpon a Time)」や「エレメンタリー(Elementary)」などのヒット番組や、「Once Upon a Time in Wonderland(原題)」などの新番組も含まれる。

Level 3 Postのシニア・カラリストであるジョージ・マノ氏は次のようにコメントしている。

マノ氏:「ワンス・アポン・ア・タイム」や新番組「Once Upon a Time in Wonderland」などは、カラリストの夢を象徴するような番組だ。「ファンタジーの世界」と「通常の世界」では、ルックが全く違います。夜の場面を非常に深い青色にしたり、森の色を不自然とも言えるくらいの緑色にしたりして、強調できるのです。DaVinciResolveを使用することで、私たちは色を追求し、典型的な番組ではできないことに挑戦できます。DaVinciResolveを使えば、映像を通常の状態から驚くほど変化させることができるのです。

EncoreおよびLevel 3 PostでDaVinci Resolveを使用した秋のテレビ番組例は以下の通り。

■「ワンス・アポン・ア・タイム」
ポストプロダクション:Level3 Post
カラリスト:ジョージ・マノ

■「Once Upona Time In Wonderland」
ポストプロダクション:Level3 Post
カラリスト:ジョージ・マノ

■「エレメンタリー」
ポストプロダクション:Encore
カラリスト:トニー・ディアモール